ほとんどの職場に出没する「お局様」の扱いに苦慮することはありませんか。
新しい派遣先に行って、一目見て「この人は、お局さんだ」とわかるくらい、圧を感じる人っていますよね。
そこで、派遣社員の必須スキルといっても過言でもない「お局様の扱い方」についてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
お局様の特徴・心理
お局様を扱うにあたって、その特徴や心理状態について知っておくと、対策がとりやすいです。
また、基本的なお局様の考え方を把握しておくことによって、日常業務において、お局様から攻撃を受けた時に、臨機応変に対応できる確率が高まります。
対応しても失敗してしまう時もあるかもしれませんが、お局様の取り扱いに関するデータが取れたと思って、次回のお局様の扱い方の精度を上げていきましょう。
小さいミスを指摘する・指摘の仕方もお局様風
お局様は、業務の本筋から外れた小さなミスも威圧的に指摘してきます。
私の場合、紙1枚でさえ、定位置にないと、お局様は指摘してきました。
しかも直接言えばいいものを、わざわざ「自分で使用したものは、定位置に戻してください。」という文章をプリントアウトしたものを、私が置き忘れた1枚の紙の横に置いてありました。
このようにお局様には自分独自のルールがあり、長くいて、仕事ができると自分では思っているので、自分のやり方に周囲が合わせるべきだ、と思っているようです。
例え、お局様の業務範囲が狭く、業務量が少なかったとしても、お局様は、周囲の人の業務内容の量や煩雑さについては、全く考慮しません。
いじめ、悪口や嫌味を言う
お局様は、自分がその職場で認められていると思っているので、自分が気に入らない人は、問答無用で攻撃してきたりします。
頻繁に、いじめてきたり、悪口や嫌味を言ってきたりします。
私の経験上、気分次第で、急に優しくなったりする時もありましたが、基本的には威圧的です。
人によって態度を変える
お局様は基本的に目上の人や、男性社員には媚びます。
お局となって、自分にとって最高に居心地の良くなった、その職場を手放したくはないので、地位のある人や自分にとってメリットがある人には全力で媚びます。
一方で、自分より後に入ってきた人に対しては、徹底的に威張り散らします。
悪質なお局様だと、仕事をわざと手間がかかるような方法で教えることによって、相対的に自分の仕事の処理が早いように画策してきます。
私は、お局様からの仕事の手順が煩雑でおかしいと思ったため、他の人に確認したところ、わざわざ迂回するような方法を教えていたということが判明しました。
その後、社員の人を交えて、その業務の進め方を見直して、マニュアル化していくという結果になったことがあります。
自己顕示欲が強い
お局様の自己顕示欲は半端ないです。
細かく、今までの自分の仕事の経験などを語りだします。
しかも、一度語りだすと、お局様が自認する武勇伝は、止まらない場合が多いです。
私は合間に、「すごいですねー」と言うようにしていますが、そうすることによって、さらにお局様の話が長引く可能性は高いです。
正直、疲れますが、職場がこのお局様の契約を更新し続けている以上、この人に適当に合わせています。
お局様の話の中にも、少しは自分にとって役立ちそうなエピソードがあることもありますので、とりあえす聞いておいた方がよいと思います。
今の立場を守るために必死
お局であり続けられる現在の職場にいたいために、居座ることに関しては、必死です。
最悪、自分の現在の立場を守りたいがために、あることないことを上司に伝えたりするお局様もいるようです。
お局様の対処方法
ほぼ、どこの職場にも出没しているお局様ですが、その対処方法について、まとめてみました。
コントロールが効かないような強めのお局様の場合は、周囲の人達と一緒に対策を練ることをおすすめします。
もちろん、派遣会社にも相談して、サポートをお願いしましょう。
媚びる・気に入られる・おだてる
「豚もおだてりゃ木に登る」という言葉があるように、おだてておいて、気に入られるようにしておきましょう。
あまりにも露骨にほめるのではなく、小さなことでもよいので、さりげなく「すごいですね」「いろいろなことができるんですね」「そんなことも、されていたんですね」「こんな便利な物を見つけて頂いて助かります」などと、言っておくとよいと思います。
誉め言葉をかけた時の、お局様の様子を観察して、適宜、誉め言葉の強弱を調整していきましょう。
他にも、お局様からのアドバイスに対して、真摯に聞いているフリをして、そのアドバイスの通りに実践しておいてあげるのもいいです。
自分の性格にもよると思うのですが、徹底的に天然ちゃんを演じて、明るく接するのも一つの方法です。
「言われた通りにやりました!せっかくなんで、見せに来ましたぁ!」と言って、お局様の細かいこだわりのせいで、本筋の業務にかける時間が減ってくると、周囲の社員の人も何かしらのアクションを起こす可能性が高いです。
例えば、「〇〇さんにやっておくように言われたものなんですが、こんな感じでよいでしょうか」など、他の社員の人に、それとなく、余分な業務が増えたことを知っておいてもらうとよいです。
周囲の人と協力する、分かち合う
お局様に対しては、周囲の人も同じように感じている場合が多いです。
それとなく、冗談交じりで、他の人にお局様のことを言ってみて、どう思っているのか探ってみるとよいと思います。
私の場合は、周囲の人がお局様をおそれて、常に我慢を強いられていたようでした。
そこで、お局様のことを話題に出して、「このお局様の対応って、どうなんでしょうね~」って言ってみたところ、周囲の人の不満が一気に噴き出したことがありました。
仕事ができるようになる
お局様より仕事ができるようになるというのも一つの手段です。
どんな人でも時間の経過とともに、仕事はできるようになってきます。
私の今まで出会ったお局様は、多くの業務量はできない人が多かったです。
私の場合は、お局様からストレスを受け、日常的に自分に負荷がかかっている状態でした。
そんな状態で、仕事を毎日全力で頑張るのも疲れるので、自分の調子のよい時にだけ、全力で仕事をすることによって、本気を出すと、お局様より、多くの業務量が、短い時間でできることを、周囲にはアピールしておきました。
そうすると、お局様のせいで、やめられたら困る存在になれるため、お局様が何かしてきた時に、誰かが釘をさしてくれたりしました。
必要最低限にしか関わらない
どうしても圧の強すぎるお局様の場合は、関わりを必要最低限にして、自分への負荷を緩和させましょう。
長期間にわたるストレスは、自分に対してダメージが大きくなるので、派遣会社に相談しておくとよいです。
それでも、お局様からストレスを受けるようだったら、他の派遣先に行くことをおすすめします。
派遣会社の担当者に相談する
派遣会社の担当者さんに相談してみて、いろいろと調整してもらうのも、一つの方法です。
私は、お局様の問題に関しては、基本的に、その派遣先がお局様の性格や、周囲の人への威圧的な接し方も知った上で、受け入れて、契約を更新していると思っているので、その職場のやり方を変えることはできないと思っています。
そのような部署の雰囲気なども、派遣会社は把握していたりするので、相談すると、情報を教えてもらえたりします。
まとめ
派遣社員としてやっていくには、業務に関するスキル以上に、コミュニケーション力が必要になってきます。
私は10社以上の派遣先で、派遣社員として働いてきましたが、専門職の派遣業務でさえ、スキルや勤勉さよりも、コミュニケーション力が大切だと思っています。
むしろ、仕事はそこそこ適当でも、周囲と仲良くやっていける人の方が、派遣先には受けが良い感じです。
そのため、受け流すスキルも大切ですし、表面上は聞いているフリをして、適当にあしらうスキルなどを、身に付けていく方が、派遣社員としては働きやすくなってくると思います。
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